最初に申し上げておきます。
”ごはんを食べると太る”というのは間違っています。
これはお米の流通に携わる者としては声を大にして皆様へお伝えしたいです。
ごはんは炭水化物、体の筋肉を動かしたり頭を使って物事を考えたりするために必要なエネルギーとなるものです。ごはんが体に脂肪として蓄えられることはありません。このことは科学的にも証明されています。
ただ、だからといってごはんばかり食べていてもよくありません。大事なのはバランスのとれた栄養を摂取するということと単純に摂取するカロリーの量をコントロールするということです。
近年のように食文化が多様化するより以前は、日本では白いごはんを中心とした脂質の少ない食事、今でいう”日本食”ばかりでした。そのため太っている人も現代ほど多くなく、健康的な食生活を送っていたといえるでしょう。
海外の食文化の流入とともに脂質の多い食事を摂る機会が増えてしまい、過度なカロリーの摂取や延いては肥満が現代病とも呼ばれる時代になってしまいました。
白いごはんと味噌汁、魚や肉などの主菜ともう２品くらいの副菜がバランスのとれた究極のダイエット食なのかもしれませんね。
同様のことが農林水産省のホームページでも紹介されていますのでご参照ください。
もう一度言いますが、”ごはんを食べると太る”というのは誤解なので、日本全国の農家さんが一生懸命作ったお米を喜んでいただきましょう。
