ご家庭でごはんを炊く時や、店頭でお米を選んでいる時に、普通のお米に交じって真っ白いお米があるのを見つけたことはありませんか?
時々お電話でお問い合わせ頂くことがありましたので、以下にこの正体を記載しておきます。
実はこれ、粉状質粒(俗にいうシラタ)という”きちんと成熟していないお米”なんです。
(左写真)玄米における整粒と粉状質粒 (右写真)精米における整粒と粉状質粒
お米が育成の段階で、日照不足であったり夜間の気温が高すぎて高温障害が出たりすると、デンプンを十分にため込むことができずにその隙間に空気が入り、全体が白く濁って見えるのだそうです。
精米工場のラインの中で、正常なお米の色ではないものを選別して取り除く機械がありますが、全てを取り除くことは困難で、店頭に並んでいるお米にも通常数%程度含まれていることがあります。
ただ、お米であることには変わりないですし、口にしても全く問題はありません。
あまりに多過ぎるとごはんの炊き上がりがべちゃっとしてしまうことがありますので、これは異常だなと感じた際には製造メーカーに確認した方が良いかもしれません。